あいてぃーとふぼふ

評価版Mango配布開始!

AppHubに登録している技術者に対して、WindowsPhone7の最新版である「Mango」アップデートのβ版配布が開始されました。わたしもさっそくダウンロードして実機で評価してみましたので簡単な感想を!≧∀≦)ノ

アップデートツールが日本語!

アップデートする方法に関しては、付属していたドキュメントに従って実施すれば何ら難しいことはありませんでした。強いていえば、アップデート後にアプリケーションのデプロイができなくて戸惑いましたが、開発者アンロックを再度実施したところ問題なくデプロイできるようになりました。前述のドキュメントと併せてMS大西さんのブログを参照すれば、非常に簡単にアップデートできると思います。この手の開発者向けアップデートにしては非常に親切な印象です。

それよりもなによりも!今回のアップデートで一番うれしかったのは、アップデートに使用するツールのUIがきちんと日本語で表示されていたという点です。些細なことではありますが、日本の技術者としては非常に嬉しくなっちゃいました~♪

日本語SIPはいい感じ!

今回のアップデートでは、UIの日本語表示こそできませんが、日本語版のSIP(ソフトウェアキーボード)を使用することは可能です。まだβ版ではありますが、それでも日本語SIPの出来栄えは素晴らしいの一言です!カーブフリック入力の判定が若干シビアかなとは思いましたが、この辺りの挙動はRTM版で最終調整が入るとのこと。それを考慮すれば日本語SIPは文句のない仕上がりです(≧ω≦)

なお、日本語表示はできないと前述しましたが、[Settings]-[region+language]-[region format]を”Japanese”に設定することにより、壁紙とカレンダーのみ日本語で表示することが可能です。縦書き表示のUIというのはなかなかに面白いですよね~!

パフォーマンスが向上!

MangoのSilverlightがバージョン4ベースとなったからか、Silverlightアプリケーションの速度が向上…しているように思います。たとえば「MetroGnome」をプレイしてみると、ボタンを押したときのレスポンス(点数が更新される時間とか)が当社比1.4倍くらい高速になっています~(≧ω≦)

タスク切り替えは…あれ?

タスク切り替えもいい感じ…といいたいところなのですが。実際に使用してみると、タスク切り替え画面からアプリケーションを終了できないことに対して、個人的にスゴク違和感を覚えました。だって、じゃあアプリケーションを終了させるにはどうしたらいいのよ…と思うわけです。結論としては「終了させたいアプリケーションをアクティブにしてホーム画面が閉じるまでバックボタンを連打」すればいい訳ですけども。…それはわかりずらいですよ~(´;ω;`)

ちなみに、このことはMS高橋さんのブログも言及されておりますが、独自の見解で納得されているご様子です。でも、アプリ開発の観点から見ても終了時にTombstoneのClosingイベントが呼ばれさえすれば問題はなさそうですし…個人的にはやはり使いにくいですよコレ…って今更愚痴ってもしようがないかな。

SkyDriveとの連携!

地味にうれしいのが、今回のアップデートから実装されたSkyDriveとの連携機能です!これでいつでもSkyDrive内のオフィスドキュメントを日本語で編集できるようになりました~!(T△T)ちなみに、Excelの関数なども密かに追加されていますので、Officeメインで使いたい人もMangoならバッチリです!

結局どうなのよ?

本日、日本マイクロソフトの樋口氏からWP7の日本展開が正式に発表されました。ただし相変わらず、日本でのキャリアや発売日などの明言は避けていた模様です。なお発売日に関しては、日本マイクロソフトの締めが7月までということから、2012年の6月までには…という見解もあるようですね。

個人的に大切なのは、やはりマーケティング戦略なんじゃないのかなぁ~と思います。いくらWP7が凄かろうと人の目に触れなければ売れないわけですし。そろそろ日本での発売に向けた動きを見せていただけないと、正直なところ開発者として不安で不安で仕方がないです。ほんと、モノは凄いのですから…(T△T)