Mango対応版 Windows Phone Toolkit!
- 2011年08月18日
- カテゴリー:技術情報
- タグ:Silverlight, WindowsPhone
WindowsPhone7のSilverlightアプリケーション開発に利用できるライブラリである「Silverlight for Windows Phone Toolkit」が更新されました!これによりWP7.5ことMango対応アプリケーションの開発が正式にサポートされました。
新機能が盛りだくさん!
今回のToolkitでは、新たにHubTileやExpanderView、LockablePivotやMultiselectListなどのコントロールが追加されています。特に、HubTileとExpanderViewは非常に有益なコントロールだと思いますので、時間があればじっくりと検証してみたいところです。また、不具合修正なども行われており、以前ご紹介したTransitionのバグもしっかりと修正されていることを確認しました。こんなライブラリが無償で使えるんだからスゴイです!
DatePickerの挙動が…
こんな素晴らしいToolkitなのですが、DatePickerやTimePickerの挙動が若干変わっているのが気に掛かりました。たとえば、リストを斜め上にフリックした場合、従来のToolkitおよびOS標準のDatePickerでは、一覧がスラ~っと回転するのですが、今回のToolkitに含まれるDatePickerでは、リストが1項目ずつ進みます。別にどちらの仕様が良いとか悪いとは言いませんが…勝手に挙動を変えられてしまうのは少し困りものですね。
少し調べた限りでは、挙動の互換性を保つプロパティなども存在していません。目くじらを立てるような変更ではありませんが、お客様にNoと言われれば修正せざるを得ないのが、開発現場の実情ですので…(T△T)
ビルドが通らない…
もちろん今回のToolkitも、ソースコードとサンプルが公開されています。ただしこのサンプル、そのままビルドするとビルドエラーが発生しました@わたしの環境では。エラーの内容は「Xap packaging failed. Object reference not set to an instance of an object.」とのことです。あ~そうかなるほど!全ッ然わかりません!( ´∀`)b
結論から申しますと、プロジェクト内の画像ファイルが文字コードの影響でうまく読み込めていないため、ビルドエラーとなっているようです。このため、左図に記載した2つの画像をプロジェクトから削除すれば、とりあえずビルドが通りました。ちなみに、これらの画像は「HubTileSample.xaml」から利用されていますが、別に画像がなくても問題なく動作するようです。
わくわくしてきた~!
いよいよWindouwPhone7.5対応アプリの開発環境が整いつつありますね!あとは開発環境であるWPSDKのRTM(その前にRC?)を待つばかり。今回追加されたHubTileを使うだけでも、色々と面白いことができそうです!(///ω///)ムフフ