MetroGnome国内公開準備中!
- 2011年08月30日
- カテゴリー:技術情報
- タグ:Mango, WindowsPhone
以前に「MetroGnome」というWindows Phone 7のゲームアプリケーションを公開したのですが、これは現在、日本のMarketplaceからダウンロードすることができません。どうやら再度、アプリケーションの申請を行わないと公開されないらしいのです。そこで遅ればせながら、MetroGnomeを国内公開するべく現在作業を実施中です!どうせ日本のMarketplaceに申請するのなら、併せてWindows Phone 7.5への対応も実施したいと思います。
ちょっぴり冒険!
ついでに今回は、SilverlightとXNAを同時に利用できるWP7.5の新機能である「Windows Phone Silverlight/XNA アプリケーション」として、プロジェクトを再構築してみたいと思います。なぜかというと、かねてよりの疑問を解消したかったからなのです。具体的にどういうことかと申しますと、審査規約の4.2.5には以下のような規約が定義されているのですが…
The application must not call any APIs in the Microsoft.Xna.Framework.Game assembly or the Microsoft.Xna.Framework.Graphics assembly when using any methods from the System.Windows.Controls namespace.
これは要約すると「SilverlightのControlsを使う場合はXNAのGameやGraphicsは使っちゃダメ!」という内容なのです…たぶん。しかしながら、SilverlightとXNAを同時に利用する「Windows Phone Silverlight/XNA アプリケーション」を作成する場合、どうやったってこの規約に違反しちゃいますよね?そこでこの機会に、この疑問をクリアにしておきたいと思った次第です。それにしても…審査規約ってまだ日本語化されていないんですねぇ…(´・ω・`)
アップグレードは簡単?
ということで、今回のアップグレード作業では、メインのプロジェクトを「Windows Phone Silverlight/XNA アプリケーション」として作成しなおすわけですが、その他の自作ライブラリなどはコンバートで対応することにしました。コンバートは、Visual Studioの「Windows Phone 7.1 にアップグレード」を利用することにより簡単に実行可能です。どうでもいいですが、ソフトウェア(7.5)とOS(7.10)のバージョン表記は統一してほしかったです…(´д`;)。ということで、この状態でビルドを実行すると、ビルドエラーは一切なし!これにてアップグレード作業は完了…
問題のオンパレード!
…かと思いきや、さすがに一筋縄ではいきません!ビルドこそ通るものの、実行時に「型 ‘Behavior’ の値は、型 ‘BehaviorCollection’ のコレクションまたはディクショナリに追加できません」なんて例外が発生したり、Expression Blendで編集しようとすると「XML タグ’Application’ に対応する終了タグがありません。」なんてエラーが発生したり、挙句の果てには画面のスタイルが崩れたり…(T△T)
…ということで次回の投稿では、WP7.0アプリを7.5にアップグレードする際に、わたしが遭遇した各現象の解決策をご紹介する予定です。…解決できれば…。「MetroGnome」の国内公開まで、今しばらくお待ちいただけましたら幸いです!m(_ _;)m