あいてぃーとふぼふ

Windows Phone SDK 7.1 RC リリース!

Windows Phone 7.5で動作するアプリケーションの開発環境として
Windows Phone SDK 7.1 RC (リリース候補)」がリリースされました!

いよいよGo Live!

このRC版は「Go Live」ライセンスとなっているため、開発したWP7.5対応アプリをMarketplaceに公開することが可能となりました。また、次期RTM版で仕様変更が発生した場合は、バージョンアップの手順も保証されます。さらにこのRC版は、英語版と共に日本語版が提供されています。つまり、本格的に現場レベルで利用可能なビルドとなったわけですね。おまけに、RC版となったことにより、ブログなどに開発環境のスクリーンショットを掲載することも可能になりました!やった~!≧∀≦)ノ

日本語対応は…あと一歩!

このRC版は、機能面でも色々と改善が見られます。たとえばSL+XNAの場合、プロジェクトテンプレートが「Windows Phone Silverlight/XNA アプリケーション」に統一されました。これらは、プロジェクトを作成する際に、SilverlightとXNAのどちらのカテゴリからも利用することが可能となっています。となると、生成されるプロジェクトも同一なのでしょうか?見てみましょう。

ご覧のとおり、生成されるプロジェクトは若干異なるようです。具体的には、XNAカテゴリから生成したプロジェクトは、コメントが日本語で記載されているのに対し、Silverlightカテゴリから生成したプロジェクトは、コメントが英語で記載されています。

…というわけで、SL+XNAで日本語コメント付きのプロジェクトを利用したい場合はXNAカテゴリから生成するようにしましょう!(´・ω・`)

Mango対応版 Windows Phone Toolkit!

WindowsPhone7のSilverlightアプリケーション開発に利用できるライブラリである「Silverlight for Windows Phone Toolkit」が更新されました!これによりWP7.5ことMango対応アプリケーションの開発が正式にサポートされました。

新機能が盛りだくさん!

今回のToolkitでは、新たにHubTileExpanderViewLockablePivotMultiselectListなどのコントロールが追加されています。特に、HubTileとExpanderViewは非常に有益なコントロールだと思いますので、時間があればじっくりと検証してみたいところです。また、不具合修正なども行われており、以前ご紹介したTransitionのバグもしっかりと修正されていることを確認しました。こんなライブラリが無償で使えるんだからスゴイです!

DatePickerの挙動が…

こんな素晴らしいToolkitなのですが、DatePickerやTimePickerの挙動が若干変わっているのが気に掛かりました。たとえば、リストを斜め上にフリックした場合、従来のToolkitおよびOS標準のDatePickerでは、一覧がスラ~っと回転するのですが、今回のToolkitに含まれるDatePickerでは、リストが1項目ずつ進みます。別にどちらの仕様が良いとか悪いとは言いませんが…勝手に挙動を変えられてしまうのは少し困りものですね。

少し調べた限りでは、挙動の互換性を保つプロパティなども存在していません。目くじらを立てるような変更ではありませんが、お客様にNoと言われれば修正せざるを得ないのが、開発現場の実情ですので…(T△T)

ビルドが通らない…

もちろん今回のToolkitも、ソースコードとサンプルが公開されています。ただしこのサンプル、そのままビルドするとビルドエラーが発生しました@わたしの環境では。エラーの内容は「Xap packaging failed. Object reference not set to an instance of an object.」とのことです。あ~そうかなるほど!全ッ然わかりません!( ´∀`)b

結論から申しますと、プロジェクト内の画像ファイルが文字コードの影響でうまく読み込めていないため、ビルドエラーとなっているようです。このため、左図に記載した2つの画像をプロジェクトから削除すれば、とりあえずビルドが通りました。ちなみに、これらの画像は「HubTileSample.xaml」から利用されていますが、別に画像がなくても問題なく動作するようです。

わくわくしてきた~!

いよいよWindouwPhone7.5対応アプリの開発環境が整いつつありますね!あとは開発環境であるWPSDKのRTM(その前にRC?)を待つばかり。今回追加されたHubTileを使うだけでも、色々と面白いことができそうです!(///ω///)ムフフ

Windows Phone 評価用端末プログラム!

少し遅れての告知となりましたが、「Windows Phone 評価用端末プログラム」が始まっています。べ…べつに、昨日の「からあげクン1年分」が抽選で当たるキャンペーンを聞いて思い出したわけじゃないんだからねっ!

応募資格はとってもカンタン!

ということで、わたしも先程登録を済ませました(ごめんなさい忘れてました)。当キャンペーンに応募するための資格はたったの2つ!ひとつはWindows Phone Developer Dayの動画を見ること。見たことを証明する必要はありませんが…そこはみなさん大人の判断で。ふたつめは、もし当選した場合はアプリケーションを開発して公開すること。これらの条件を満たす覚悟がある方は、以下のサイトからこのプログラムに応募してみましょう!
Windows Phone 評価端末プログラムに関して

運が良ければ…あのIS12Tがキミの手に!

たったこれだけの手順で、運が良ければ、新規契約の場合に73500円もするIS12Tが無料で手に入るかもしれません!機種変更の場合に73500円もするIS12Tがあれば、Mangoの最新機能を利用して作成したWP7.5アプリケーションを実機で動作させることが可能となります。毎月割を適用しても35100円もするIS12Tをゲットして、WP7.5アプリの開発に挑戦してみてはいかがでしょうか?

ちなみに、当選枠数は特に明記されていませんが…それって当落はマイクロソフトさんのさじ加減ってことですよね?わかります(´・ω・`)

わたしの全力全開で!

最近はもう本当に、いろいろな方々に色々な機会を与えていただきまして、感謝の気持ちで一杯です!与えていただいた機会には、わたしの全力全開でお応えさせていただく所存です!

もちろん、いつもブログをご覧いただいている方々にもお世話になっております!アクセス数などを見るたびに、スゴク元気が湧いてきます!これからも一生懸命がんばってまいりますので、今後ともよろしくお願い致します!
…いやもうホント、別にやましい気持ちとか微塵もありませんけどね!!

更新ながいっす!

前回の投稿にも記載しましたが、今月のWindows更新プログラムは13件もあります。わたしも朝からサブマシンでWindowsアップデートを実施していたんですが…なんか更新完了までに8時間くらいかかったんですけど(汗。あれは絶対、途中で電源落としちゃう人いますって~!せめて中断できればなぁ…(T△T)

日本語化ぱねっす!

現在WindowsPhone7を所持している人たちは、基本的に海外から輸入しています。このため、ユーザインタフェースの日本語表示には対応していません。しかしながら!この海外版WindowsPhone7を日本語表示にする方法がななふぉさんで取り上げられています。わたしも先程試してみましたが、いとも簡単にWindowsPhone7を日本語表示にすることができました!ちなみに情報ソースは2ちゃんねるとのことですので…2ちゃんねらーのみなさんパネっす!でもこれで夏コミに日本語版のWindowsPhone7を持っていくことができますよ~!≧∀≦)

AppHubリニューアルと恐怖のクラッシュレポート!

WindowsPhone7のアプリを申請する際の窓口となるAppHub、そのサイトがリニューアルされました!

新機能は…他サイトを見てね!

日本の通貨やβテストへの対応など、色々と機能が追加されている模様です。この辺りの詳細は以下のサイト(ななふぉさん)などをご参照ください。
App Hub がリニューアルして日本にも対応。最安値は90円
べ…別に面倒臭いってわけじゃないんだからねッ!ξ〃△〃)ξ

クラッシュカウント&レポート!

色々と機能が追加されているわけなんですが、なかには「クラッシュ回数」なる機能も追加されています。これは、アプリケーションがエラー終了した回数をグラフ形式で参照できるというなかなかに涼しげな機能です。正直あまり見たくはありませんが、わたしが公開しているアプリケーションも結構クラッシュしている模様です(左図参照)。

また、クラッシュ時にどんな例外が発生したかというレポートも、Excel形式のファイルとして参照することが可能です(右図参照)。

ちなみに、上記クラッシュレポートのうち上段のクラッシュは、意図的に例外をスローしてアプリケーションを終了させるためのクラッシュです。下段のクラッシュは…なんだろう?…あ、そういえば (´゚Д゚`)!

TransitionServiceには気を付けて!

記事にするのをすっかり忘れていましたが、「Silverlight for Windows Phone Toolkit」に含まれているTransitionServiceを利用する場合は気を付けてください。そもそもTransitionServiceとは、Silverlight製WP7アプリの各画面にトランジション(画面遷移時のアニメーション)を付与することのできる便利な機能です。…なのですが、上記を利用している画面で特定の操作を行った場合に、アプリケーションがクラッシュする可能性があります。

それは、トランジションを設定した画面において、他画面に遷移している最中(トランジションが再生される時)に戻るボタンを押下するとかなりの高確率で例外が発生するというものです。この現象はToolkitのサンプルデモでも発生しますので鉄板です。ということで、上記クラッシュレポートの下段はこの現象によるものでしょう。…たぶん(汗

なお、上記Toolkitは今月中に更新される予定ですので、この不具合も修正されているかもしれません。

納涼にはもってこい?

ということで、この暑い季節に身の毛もよだつクラッシュレポート。みなさんも試してみてはいかがでしょうか?(ーωー;)

1000×800サイズの重要性!

一部のWindowsPhone7開発者にのみ配布されている最新版(Ver4.8)の「Zune」では、試験的に日本語対応がされています。ちなみにZuneとは、WP7とパソコンを同期させるためのアプリケーションソフトでして、ありていにいえばMS版「iTunes」です。この日本語対応版Zuneにおいて、ひとつ気付いた点がありましたので以下に記載しておきますね。

1000×800サイズの画像がこんなところにも!

Zuneが日本語対応されるにあたり、日本語OSにインストールしたZuneからでも「Marketplace」…つまりMS版「AppStore」を閲覧できるようになりました。ですので、以前公開した「MetroGnome」を何気なしに検索してみたところ、左図のように背景画像が設定された状態で表示されました。これはどうやら、AppHubにアプリケーションを申請する際に指定した「1000×800」サイズの画像のようです。なお、AppHubのアプリケーション申請に関しては以下の記事をご参照ください。
実録☆WP7アプリケーション開発!(第9話)

1000×800サイズの画像は指定すべし!

AppHubにアプリケーションを申請する際に、「1000×800」サイズの画像は任意指定となっています。このため「1000×800」サイズの画像はあまり利用されないものと思っていたのですが、Zuneでこのように利用されるとなると、任意指定の割にかなりインパクトが大きいですよね。ということで、これからAppHubにアプリを申請される方は、すこし手間でもキチンと「1000×800」サイズの画像を作成してあげた方がよいかもしれません!(`・ω・´)ゞ

ちなみに「1000×800」サイズの画像は、非透過のPNG画像である必要がありますので注意してください。この辺りの詳細は以下の記事をご参照くださいね。
実録☆WP7アプリケーション開発!(第8話)

MSDNマガジン2011年6月号!

MSDNマガジンの2011年6月号が公開されています。わたしもまだ目を通せていませんが、今月号は面白そうなタイトルが目白押しですよ!
MSDN マガジン June 2011

WindowsPhone7率 高し!

パッと見ただけでも、タイトルにWP7が含まれている記事が2つもあります。またタイトルには含まれていないものの、本文を読み進めていくとWP7が登場してくる記事も多いです。個人的には「Windows Phone 7 の分離ストレージ用の Sterling」という記事が、WP7におけるSterlingを利用した状態管理の方法を取り上げていてなかなかに興味深いですね~。確かに、Mangoではインスタントレジュームがサポートされているため、アプリケーションが自動的にトゥームストーン状態になることは滅多になくなるわけですが、それでも皆無というわけではないわけで。パフォーマンスが要求されるようなアプリケーションを作成する場合は、こういったオープンソースも把握しておいた方がよさそうですね。

Prismも対応してるよ!

WP7ではPrismを使用することができない…ということをよく耳にするのですが、ちゃんとWP7でもPrismは使えますよ。ただし、InteractionRequestやEventAggregatorあたりは普通に利用することができるのですが、WP7ではMEFが使用できないためDIコンテナ的な使い方ができません。…と思ったら、この辺りのことも今月号の「デスクトップ、Prism、および Windows Phone 7 を対象にマルチターゲット アプリケーションを構築する」に色々と書かれているみたいです。

うむむ…やっぱり今月号は要チェックや!≧∀≦)ノ

実録☆WP7アプリケーション開発!(その後の後)

WP7アプリケーションをMarketplaceに公開した後も、AppHub(アップハブ)からは色々な機能を利用することができます。

アプリの人気はレポートで!

「レポート」メニューからは、アプリケーションのダウンロード状況を確認することが可能です。情報はおおよそ一週間遅れで更新されるみたいです。この機能では、累計のダウンロード数をグラフ形式で確認したり、国ごとのダウンロード数を表形式で確認することが可能です(左記画像は累計グラフ)。できることなら、年齢や性別などの統計も参照できるようになると嬉しいのですが…さすがに贅沢かにゃ?

なにかあったらサポートへ!

疑問や問題が発生した場合は、「トラブル」メニューを利用してサポートデスクにメールを送ることが可能です。ただし現状では、英語で内容を記述する必要があるわけですが…。

わたしも「MetroGnome」というアプリケーションを[Games-Music]カテゴリーとして公開したのですが、なぜか一向にMarketplaceの該当カテゴリーに表示されませんでした。このため、この機能を利用して実際に問い合わせをしてみました。この際、原因を究明してもらいたかったので、アプリケーションの製品IDも併せて記載しておきました。

ところが、返ってきたのはテンプレート的な解答のみでして…要約すると「もう一度申請しなおしてみたら?」ですよ(T△T) …べつに、海外のサポートデスクなんてこんなもんだろうと割り切ってますので…いいんですけどね。べつに。

なお余談ですが、上記の現象はWP7をMangoにアップデートしたところ解消されていました。どうやらもともとWP7.0では、サブカテゴリに属するアプリケーションをすべて表示できるようには実装されていなかったみたいです…orz

意外と役立つアップハブ!

ということで、WP7アプリケーションを公開した後も、AppHubは色々と活用することが可能です。「ハブ」という名前の通り、ほかにもさまざまな機能が集約されていますので、一度じっくり眺めてみるのもいいかもしれませんね~!

評価版Mango配布開始!

AppHubに登録している技術者に対して、WindowsPhone7の最新版である「Mango」アップデートのβ版配布が開始されました。わたしもさっそくダウンロードして実機で評価してみましたので簡単な感想を!≧∀≦)ノ

アップデートツールが日本語!

アップデートする方法に関しては、付属していたドキュメントに従って実施すれば何ら難しいことはありませんでした。強いていえば、アップデート後にアプリケーションのデプロイができなくて戸惑いましたが、開発者アンロックを再度実施したところ問題なくデプロイできるようになりました。前述のドキュメントと併せてMS大西さんのブログを参照すれば、非常に簡単にアップデートできると思います。この手の開発者向けアップデートにしては非常に親切な印象です。

それよりもなによりも!今回のアップデートで一番うれしかったのは、アップデートに使用するツールのUIがきちんと日本語で表示されていたという点です。些細なことではありますが、日本の技術者としては非常に嬉しくなっちゃいました~♪

日本語SIPはいい感じ!

今回のアップデートでは、UIの日本語表示こそできませんが、日本語版のSIP(ソフトウェアキーボード)を使用することは可能です。まだβ版ではありますが、それでも日本語SIPの出来栄えは素晴らしいの一言です!カーブフリック入力の判定が若干シビアかなとは思いましたが、この辺りの挙動はRTM版で最終調整が入るとのこと。それを考慮すれば日本語SIPは文句のない仕上がりです(≧ω≦)

なお、日本語表示はできないと前述しましたが、[Settings]-[region+language]-[region format]を”Japanese”に設定することにより、壁紙とカレンダーのみ日本語で表示することが可能です。縦書き表示のUIというのはなかなかに面白いですよね~!

パフォーマンスが向上!

MangoのSilverlightがバージョン4ベースとなったからか、Silverlightアプリケーションの速度が向上…しているように思います。たとえば「MetroGnome」をプレイしてみると、ボタンを押したときのレスポンス(点数が更新される時間とか)が当社比1.4倍くらい高速になっています~(≧ω≦)

タスク切り替えは…あれ?

タスク切り替えもいい感じ…といいたいところなのですが。実際に使用してみると、タスク切り替え画面からアプリケーションを終了できないことに対して、個人的にスゴク違和感を覚えました。だって、じゃあアプリケーションを終了させるにはどうしたらいいのよ…と思うわけです。結論としては「終了させたいアプリケーションをアクティブにしてホーム画面が閉じるまでバックボタンを連打」すればいい訳ですけども。…それはわかりずらいですよ~(´;ω;`)

ちなみに、このことはMS高橋さんのブログも言及されておりますが、独自の見解で納得されているご様子です。でも、アプリ開発の観点から見ても終了時にTombstoneのClosingイベントが呼ばれさえすれば問題はなさそうですし…個人的にはやはり使いにくいですよコレ…って今更愚痴ってもしようがないかな。

SkyDriveとの連携!

地味にうれしいのが、今回のアップデートから実装されたSkyDriveとの連携機能です!これでいつでもSkyDrive内のオフィスドキュメントを日本語で編集できるようになりました~!(T△T)ちなみに、Excelの関数なども密かに追加されていますので、Officeメインで使いたい人もMangoならバッチリです!

結局どうなのよ?

本日、日本マイクロソフトの樋口氏からWP7の日本展開が正式に発表されました。ただし相変わらず、日本でのキャリアや発売日などの明言は避けていた模様です。なお発売日に関しては、日本マイクロソフトの締めが7月までということから、2012年の6月までには…という見解もあるようですね。

個人的に大切なのは、やはりマーケティング戦略なんじゃないのかなぁ~と思います。いくらWP7が凄かろうと人の目に触れなければ売れないわけですし。そろそろ日本での発売に向けた動きを見せていただけないと、正直なところ開発者として不安で不安で仕方がないです。ほんと、モノは凄いのですから…(T△T)

ジューシーなサプライズ!それは…

昨日お話ししたWindowsPhone7に関する「ジューシー」なサプライズ…、それは「ベータ版Mangoの配布」と「開発環境のバージョンアップ」の2つのビックニュースでした!

ベータ版Mangoの配布!

AppHubに登録しており、かつ既に実機を持っている開発者に対して、WindowsPhone7の次期バージョンアップ版であるMangoのベータ版が配布されることが決定されました。

…確かにうれしいのですが、その際に秘密保持へ同意する必要がありまして、これによるとスクリーンショットなどの情報を第三者に公開することはできないようです。これは非常に残念です(T△T) 秘密保持が変更されてスクリーンショットはOKになりましたです!≧∀≦)ノ

もっとも、今回のMangoは日本語表示もできないようですので、ある意味ではエミュレータの方が多機能といえるかもしれません。このため、技術的な新機能やパフォーマンスの検証といった、本当に開発者向けのものとなりそうです。なお、対象となる開発者には別途アップデート手順を記載したメールが送付されてくるとのことですので、とりあえず気長に待ちましょう。

開発環境のバージョンアップ!

WP7アプリの開発環境がβ1からβ2にバージョンアップされました。…この期に及んで「β2」とかバージョン刻んでくるあたりに一抹の不安を覚えますが、β1のクオリティが今ひとつでしたのでこれはこれで安心できるかもです(汗。

このバージョンアップに伴い、開発環境の名称が「Windows Phone Developer Tools(WPDT)」から「Windows Phone SDK(WPSDK)」に変更されました。リリースノートを見る限りあまり多くの変更点はありませんが、小さな変更や改善がチラホラ見受けられましたので、以下に簡単なレビューを記載します。なお、最新のWPSDKのダウンロードはこちらからどうぞ。

Windows Phone SDK 7.1 Beta2

一部のプロジェクトテンプレート名が変更!

一部プロジェクトテンプレートの名称が変更されています。なお、生成されるプロジェクトの内容に違いはないようです。が、以下の後者に至っては作成される既定のプロジェクト名まで昔のままです。そこも直しておいてほしかったにゃ。

・「Windows Phone Task Scheduler Agent」→「Windows Phone Scheduled Task Agent」

・「Windows Phone Rich Graphics Application」→「Windows Phone Silverlight and XNA Application」

SL+XNAでアナライズが可能!

以前のβ1では、SL+XNAなアプリケーションで「Performance Ammalysis」を利用することはできませんでした。が、今回のβ2からはそれが可能になりました。実のところ、SL+XNAの肝であるUIElementRenderクラスは、使い方を誤ると簡単にメモリリークしてしまいますので、この対応は非常に嬉しい限りです。このように、β1では一部できなかったことがβ2で平然とできるようになっている…という感じの変更が多いように感じます。そこにシビれる!あこがれるゥ!

エミュレータの動作が軽快!

エミュレータの動作がスゴク軽快になってます~♪僕たちが大好きだったWPDT 7.0の頃のエミュレータが帰ってきたような感じです!(つД`) 他にも、キーボードの種類が追加されていていて、日本語でのQWARTY入力が可能になっていたりします。ただし、タスクの切り替え機能などは相変わらず使用できません。今回のβ2でも一部機能は未実装のままですが、β1で遭遇した不具合らしき現象もすべて解決されていますので、これなら開発にも十分耐えられるレベルに仕上がっていると思います。

まとめ!

ということで、このタイミングでようやっとMangoに関する表立った動きが出てきました。日本向けの対応もだいぶ見受けられるようになってきましたので、いよいよもって日本上陸も秒読みに入った印象が…そこはかとなく感じられないこともないような感じだったりしますよね!( ̄д ̄)